· 

ツアイスからツアイスへ

昨年から予約をしていたレンズがようやく入荷した。カールツァイスのBatis 40mm CFだ。今後ポートレイトの主力レンズはこれでいこうと思っている。これまではFE 55mm F1.8 ZAというソニーが売っているツアイスレンズを使っていた。このレンズ、描写はとても良かったが、いくつか自分の使い方には合わないのが気になっていた。

 

FE 55mm F1.8 ZAは最短撮影距離が長いのが一番合わない部分だ。カタログには0.5mとあるが、実際にはもう少し合わないイメージがあった。また最短撮影距離より遠くても、具体的には1メートルくらいのところで、AFが迷いやすい気がした。それから55mmという長さも使ってみるとやっぱりちょっと長くって、いまひとつ息が合わない、そんな気がしていたのだ。フォーカスがビシッとあったときの描写はとても美しいんだけども。

 

そんなんでほかの標準レンズを探していたところにこのBatis 40mm CFが発売されたから飛びつこうと思ったが、生産量が極端に少ないようで初期ロットを購入できず、2ヶ月ほど待ってようやく手にしたのである。

 

Batisシリーズは25mmを常用しているのでその描写性能には満足している。それはまさに素晴らしいの一言につきる。かつてぼくの師匠が「ツアイスいいべ」といって見せてくれた世界がここにある。

 

このブログを読んでくれている方々は薄々感づいていると思うが、師匠はもうこの世にはいない。フォースを極めたジェダイ・マスターのように時折降りてきてくれればアドバイスが聞けるのになんて思うこともあるが、「できるっしょ」って言うだけなんだろうなあ。もし師匠が生きていたら一緒にやりましょうと言っていたことを、今ぼくひとりでやっていますよ。

 

でもひとりだけどひとりじゃないですよ。本当に大勢のひとがぼくを支えてくれていますよ。

そんなみなさんに感謝!