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双眼鏡を持って

翼竜で一番有名なのがプテラノドンである。最近では羽毛の生えている恐竜がスタンダードになりつつあるが、

もしプテラノドンに羽毛が生えていたらほとんど鳥だ。

 

双眼鏡を本格的に覗いたのは初めてである。両目で見るという行為が意外と難易度が高くてちゃんと見えるようになる

まで練習が必要だとは思ってもいなかった。よく映画などで双眼鏡を片手で覗いていたりするが、あれはちょっとできる

ものではない。

 

息子はおろしたてのニコンの双眼鏡を首からさげてさっそくコケた。下が柔らかい地面だったのとかろうじてレンズ直撃を

免れたので初日成仏にならずに済んだ。息子も双眼鏡に苦戦していたがやがてその方法を獲得したようで、眼前にせまる

野鳥を眺めて楽しんでした。

 

「双眼鏡でみるとお父さんがすぐそこにいるのに、はずすといないの。なんで?」

「だってそれが双眼鏡じゃないか」

 

望遠レンズの意味合いがわかっていないらしい。そういう初歩的なことをなんでと聞かれるとどう説明していいか困る。

 

この森へくるのは何度目かだが、今日が一番天気がいい。落葉樹が多いから冬は日差しがよく入るようで、

森の中が明るい。天気はよてもよいが鳥があまり出てこない。それに鳥を狙って撮りにくるひとも少ない。

なんでだろうね、と息子と話ながら森の小路を練り歩いた。息子は双眼鏡が気に入ったようで立ち止まっては

遠くを眺めている。ぼくはそれを眺めている。森にいると気が落ち着く。

 

森から湖へ。定番のコース。湖と言っても人造湖だからつまりダムである。湖畔に降りることはできないしそもそも湖畔なんてない。

ただ眺めは最高だ。ぼくは水面を眺めるよりもこうして街を見下ろす風景がすきだ。

 

撮影レンズ

ブツ撮り SIGMA 105mm Macro

屋外   ZEISS LOXIA 35mm