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第一回「広告は攻めか待ちか。」

中小企業にとって、広告費を捻出するというのは一大決心にも近いものがあるだろう。無駄金になるのではないか。意味がないのではないか。効果が得られないのではないか。今も昔も広告は悩みのタネのはずだ。

これから数回にわけて中小企業にとっての広告戦略について考えてみたい。

折込チラシをつくる。プロモーションビデオをつくる。紙面の広告枠を買う。ネットで紹介ページをつくる。

そんなふうにして「広告を打った」経験があるだろう。そして反応を待つ。。。ずっと待つ。
結果、なにもなかった。反応ゼロ。こんなふうにして広告嫌いになりながらも集客や売上げを上げたいという欲求は変わらない。さてどうしたものか。

当たり前のことであるが、まずは基本に立ち返りたい。広告には制作物(以下クリエイティブ)と媒体(以下メディア)の二つで成り立っている。メディアはそのカバー範囲が広くなればなるほど高価になって、一般的にクリエイティブ制作費の10倍から100倍以上かかる。

しかしそうしたメディアは大企業のためにあるもので、はっきり言えば中小企業は関係がない。もっといえば中小企業はメディア費ゼロを前提に考えるべきなのだ。

中小企業にとって通常の広告枠を利用することの辛さは二の矢三の矢が打てないことにつきる。資金が持たないからである。だからといって一発の広告でただ待っていてもなにも起こらないのは、自分が消費者側に立ってみればよくわかる。目の前を情報が一瞬で過ぎ去っていくではないか。そして古い情報は新しい情報に上書きされて以降日の目をみることはない。

それが普通なのだが、いざ広告を打つ側に回ると自分の買った宝くじが当選するのではないかという期待を抱いてしまうのと同じ感覚に陥る。なぜならあたなの関心事はつねに自分の広告に向いているから、他のひとも同様であると錯覚してしまう。そんなことがあるわけがないではないか。あなたは自分の打った広告の周辺に打たれた他の広告を覚えているか、という話である。

広告は攻めである。これが結論だ。続けなければ集客も売上げも広告の効果は得られない。逆に言えば、続けることができれば改善できるということである。ではどうすれば限られた予算の中で継続して制作することができるのかという話は次回お送りしたいと思う。