大学院を卒業して帰国し、最初に就職したのは従業員が150名ほどいるテレビCM制作会社でした。企業規模としては中型ですが、CM制作会社という業界的には大手と言えるでしょう。
そこで知り合った先輩と独立して2人の会社を設立しました。150人から2人になりました。
一般的に中小企業と言われますが、まぎれもなく小企業でした。そして12年の歳月が流れました。
今年、ぼくは独立を決意して2人の会社を飛び出し、1人でやっていくと決めました。
2人から1人になりました。150人から2人になってそして1人というふうに事業組織としての人数は劇的に減りましたが、こんどの1人はどうも1人という気がしません。
妻を筆頭に多くの人が応援してくれていて、必要とあらば手を貸してくれています。
組織で仕事をするという枠を超えたつながりを感じずにはいられません。それはまさに大海原にぼくというちいさな島があって、その周りには無数のちいさな島々が点在し、それぞれを大きな海がつないでいるイメージです。
ぼくは今始めたばかりでみなさんの力を借りてばかりだけれども、はやくみんなを元気づけられる存在になりたいと思っています。そのために一つずつ着実に。