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最近自撮りをよくするようになったせいか、自分の顔を見慣れてきた。すると客観的に見つめられるようになってきて、顔のパーツが中央よりぎみなんだなとか、鼻の骨が曲がっているなとかいろいろ発見がある。
腕時計を入れたポーズにしたくて試行錯誤した。レンズは85mm、絞りはF4.5で時計はかなりぼけてしまう。しかし時計までくっきり写そうとするともう少し距離を空けたくなるが、構図を決めていたので今回はこれでよしとする。
時計は妻の祖父の形見だ。ラドーのシンプロンというモデルで二針。70年代に流行ったCラインを模倣する。ムーブメントはAS1525という手巻きの汎用機。裏蓋を開けてみせてもらったが、とくに装飾もなく庶民の時計だったのだろうと推測する。高級時計ではなかったので親類に貰い手がなく、血の繋がりのないぼくの手元にやってきた。機械は修理をして快調そのもの。文字盤のサビはながらく放置したツケだが、交換のしようもないし、年月を経た思い出としてそのままだ。時計が薄いのでつけ心地がよく、わりと使用頻度は高い。
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