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SONY ZEISS FE 1.8/55 レビュー

カールツァイスがソニーと共同で開発し、ソニーが製造販売するツァイスレンズです。ツァイスブランドですが、ソニー純正レンズになります。そしてこれが唯一ぼくが所有するソニー純正レンズです。

 

同じツァイスでもBatisやLoxiaは日本製ですが、このレンズはソニーの工場で作られているためインドネシア製と書いてあります。まあ製造国よりもぼくにとってはZEISSレンズであることのほうが重要です。

 

このレンズはソニーがミラーレス一眼としてのαを始めるときに同時にでたレンズですので発売からかなり時間が経ったレンズと言えますが、その写りはまったく色褪せることはありません。ぼくはこのレンズを中古で購入してその写りの良さに舌を巻いたのですが、Batis 2/40を購入したときに使用範囲が被ると思い一度手放しています。その後、やはりあの写りが忘れられなくて再び中古で購入し直した一品です。

 

実際使っていると、40ミリでは広すぎて、85ミリでは狭すぎるときにこの55ミリがぴったりフィットします。

 

このレンズの構成はゾナーですが、前玉が凹レンズという珍しいレンズです。光学設計のことはよくわかりませんが、世の中のほとんどのレンズは前玉が凸レンズであることを考えると、なにか強いこだわりがあるのかもしれませんね。

 

このレンズは小さくて軽くて写りがよくてまったく文句のないレンズです。撮影最短距離が長い(0.5 m)ことが欠点のように言われることがよくあるようです。実際寄れないレンズですが、それを補って余りあるほどの魅力のあるレンズです。

 

いつもの装着カットです。レンズがどれだけ小さいかよくわかると思います。ワーキングディスタンスがとれないポートレイト撮影に大活躍します。