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ZEISS BATIS 2/40 CF レビュー

ツァイス Batis 2/40 CFのレビューです。

仕事の中で一番稼働率が高いレンズがこの40ミリになります。まさに万能レンズで、基本的に写真撮影はこの一本で済んでしまうことがほとんどです。結婚式も集合写真以外はこれ一本で対応できるほど適応範囲が広いです。

 

レンズは歪みがほとんど感じられず、寄っても引いても端正な描写で期待に応えてくれます。動画の撮影でもBロールはたいていこの40ミリがあれば満足いく結果が得られるため、25ミリと40ミリがあれば撮影にこまることはありません。

 

CF(Close Focus)の名の通り撮影最短距離が短く寄れるレンズ(24cm)なので、マクロまでは必要ないが寄りたいときに重宝します。フォーカスリミッタもついているので短距離でAFしたいときは更に便利になります。

AFは高速で85ミリのように行ったり来たり現象もなくビシッと合います。

欠点と言えば、鏡胴の口径に対してレンズが小さいため、前からみたときの迫力に欠けるということでしょうか。これはBatisシリーズで大きさを揃えているために起こることですが、サイズと統一感どちらを優先するかは悩ましい選択ですね。ちなみに撮影するときのサイズ感はちょうどよく、動画でMF撮影するときのフォーカスリングも操作しやすい大きさといえるでしょう。

 

 

いつもの装着カットです。絞りがあまくレンズがボケてしまいました。プライムレンズとしてはかなり迫力のある顔つきになりますが、つるっとした外観が個人的には好みです。

 

ちなみに40ミリは85ミリと同じ大きさなのでフォーカスリミッタのスイッチを隠すとどちかがどちらかわかりません。鏡胴など同じ部品ですね。

 

左が40ミリ、右が85ミリ。

大きさは同じですが、重量は異なります。40ミリは362 g 、85ミリは453 g(前後キャップなし)なので、40ミリを持った時かなり軽く感じられます。

 

この2/40CFは本当におすすめレンズで、これ一本あればスナップ写真から人物写真までなんでもこなせてしまいます。そしてその写りは最高なのですから言うことありませんね。もし他社の35〜50ミリクラスのレンズと迷っているようでしたら、ぼくはこの2/40CFをオススメいたします。